グリストラップの清掃・修繕費用の相場|飲食店が知っておくべき発注の基礎知識

2026-05-17

グリストラップの清掃・修繕費用の相場|飲食店が知っておくべき発注の基礎知識

グリストラップの清掃頻度・費用相場・修繕が必要なサインを解説。業態別の清掃頻度の目安と、計画的に発注するための3つのポイントも紹介します。

📋 この記事でわかること

  • グリストラップの仕組みと法律上の義務
  • 業態別・サイズ別の清掃頻度と費用の目安
  • 修繕・入替が必要になるサインと費用相場
  • 計画的に発注するための3つのポイント

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はじめに|グリストラップは「見えないコスト」になりやすい

飲食店の厨房に必ず設置されているグリストラップ(油水分離槽)。法律上の義務として設置が求められているにもかかわらず、日常業務の中では後回しになりやすい設備のひとつです。

「においが気になり始めてから業者さんを呼んだら、予想より費用が高かった」 「清掃の頻度がわからず、いつ頼めばいいのか毎回迷う」

こういった声をよく聞きます。グリストラップは定期的なメンテナンスが前提の設備です。この記事では、清掃・修繕の費用相場と、計画的に発注するためのポイントを解説します。


第1章|グリストラップとは何か

グリストラップとは、厨房から排出される排水に含まれる油脂・残渣を分離・回収する装置です。下水道への油脂の流出を防ぐために、飲食店には設置が義務付けられています(下水道法・各自治体の条例による)。

構造と仕組み

一般的なグリストラップは3つのバスケット(槽)で構成されています。

  1. 第1槽:大きなゴミ・食材カスをバスケットで受け止める
  2. 第2槽:排水から油脂を浮上・分離させる
  3. 第3槽:きれいになった水を下水道に流す

この3槽を定期的に清掃しないと、悪臭・害虫の発生、排水詰まり、最悪の場合は下水道への油脂流出による行政指導につながります。


第2章|清掃の種類と頻度の目安

グリストラップの清掃には大きく2種類あります。

日常清掃(スタッフが行うもの)

  • バスケット内の残渣を取り除く
  • フタの掃除
  • 頻度:毎日〜週数回

専門清掃(業者さんに依頼するもの)

  • 3槽の汚泥・油脂の回収・清掃
  • 高圧洗浄による配管洗浄
  • 頻度:月1回〜年2回(使用量・店舗規模による)

油を多く使う業態(焼肉・ラーメン・揚げ物中心)は頻度を高めに設定する必要があります。月1回が推奨されるケースも多いです。


第3章|清掃費用の相場

定期清掃の費用目安

※以下は工事費のみの目安です。出張費・廃液処理費・諸経費が別途かかります。総額は表の金額の1.2〜1.5倍を目安にしてください。

槽のサイズ・内容 費用目安(工事費のみ)
小型(〜30L)日常清掃サポート 3,000円〜8,000円/回
中型(30〜100L)汚泥回収・清掃 8,000円〜25,000円/回
大型(100L〜)汚泥回収・清掃 20,000円〜60,000円/回
高圧洗浄(配管含む) 15,000円〜40,000円

年間契約(定期メンテナンス契約)の活用

多くの業者さんは月次・季次の定期契約プランを提供しています。スポット依頼より1回あたりのコストが抑えられる場合があります(割引率は業者さんによって異なります)。同じ業者さんに継続依頼することで、設備の状態変化に早く気づいてもらえる利点もあります。


第4章|修繕・交換が必要になるケースと費用

定期清掃だけでなく、グリストラップ本体の修繕や交換が必要になるケースもあります。

修繕が必要なサイン

  • 清掃直後から臭気が強い(配管に問題がある可能性)
  • バスケットや槽に破損・亀裂がある
  • 水の流れが著しく遅い(詰まり・勾配の問題)
  • フタが破損・腐食している

修繕・入替費用の目安

※以下は工事費のみの目安です。出張費・廃材処分費・諸経費が別途かかります。総額は表の金額の1.2〜1.5倍を目安にしてください。

内容 費用目安(工事費のみ)
配管の部分補修・高圧洗浄 15,000円〜50,000円
バスケット・パーツ入替 5,000円〜20,000円
フタの入替 5,000円〜30,000円
グリストラップ本体の入替(小〜中型) 80,000円〜250,000円
本体入替+配管工事(大型) 200,000円〜500,000円以上

配管の盛替えが発生する場合は上記をさらに上回るケースがあります。 本体入替の際は、既存配管の状態を業者さんに事前に確認してもらうことをおすすめします。


第5章|計画的に発注するための3つのポイント

① 清掃頻度を業態に合わせて決める

「臭いが出てから清掃する」という後手の対応は、詰まりや下水トラブルにつながります。自店の業態(油の使用量)に合わせた清掃頻度を最初に業者さんと相談して決めておくと、計画的な発注ができます。

② 相場を把握してから依頼する

初めて業者さんに依頼する前に費用の目安を把握しておくと、見積書を受け取ったときに内容の妥当性を判断しやすくなります。修繕相場チェッカーでは、設備の種類・規模・地域をもとにAIが費用の目安を無料で回答します。

③ 依頼内容を書面でまとめる

「前回と同じでお願いします」という依頼は、作業内容の認識がずれやすいです。依頼書に清掃内容・希望日・発生物の処理方法を明記しておくと、業者さんとの認識のすり合わせがスムーズになります。


まとめ

  • グリストラップの清掃は業態・規模に応じた頻度の設定が重要
  • 定期契約はスポット依頼よりコストを抑えられる場合がある
  • 費用の目安を事前に把握してから見積もりを取ると発注しやすくなる
  • 本体の交換が必要になる前に、修繕サインを早期に発見することが大切

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