飲食店のトイレリフォーム費用相場|受注停止の今、どう動くべきか

2026-05-28

飲食店のトイレリフォーム費用相場|受注停止の今、どう動くべきか

TOTOとLIXILの新規受注が再開した一方、納期遅延が続く中、飲食店のトイレリフォームを検討している方に向けて、費用相場・代替メーカーの選択肢・発注タイミングを解説します。

📋 この記事でわかること

  • 飲食店のトイレリフォームにかかる費用相場
  • TOTO・LIXIL受注再開後の現状と代替メーカー
  • 修理で対応できるケース・リフォームが必要なケース
  • 発注前に確認すべき3つのこと
  • 交換後に詰まりが頻発するケースと対策

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はじめに|2026年、トイレリフォームの環境が変わっている

2026年4月、中東情勢に起因するナフサ供給不安の影響で、TOTO・LIXILがシステムバス・トイレユニット全シリーズの新規受注を一時停止しました。業界史上初の事態として大きな混乱が生じましたが、4月下旬に両社とも段階的に受注を再開しています。

ただし、2026年5月現在も納期は通常より1〜2週間程度遅れており、人気モデルは4〜8週間待ちになるケースもあります。完全正常化は6月後半が見込まれています。

トイレの改修を予定している飲食店は、納期の遅れを織り込んだ早めの発注計画が必要です。この記事では、現状の費用相場と発注時の注意点をお伝えします。


第1章|修理で対応できるケース・リフォームが必要なケース

修理で対応できるケース

  • トイレが詰まった(ラバーカップや高圧洗浄で対処)
  • 水が止まらない(ボールタップ・フロートバルブの入替)
  • ウォシュレットが壊れた(ウォシュレット部分のみ入替)
  • 水漏れがある(パッキン・接続部品の入替)

これらは便器本体を入替せずに対処できる場合が多く、比較的安価です。

リフォームを検討すべきケース

  • 便器本体の亀裂・破損
  • 陶器の劣化・ひび割れが広がっている
  • 築20年以上で設備全体が古い
  • 節水型・ウォシュレット一体型への切り替え
  • バリアフリー化・多目的トイレへの改修

第2章|飲食店のトイレリフォーム費用相場

※以下は工事費のみの目安です。解体・処分費・内装工事費が別途かかります。総額は1.5〜2倍を目安にしてください。

作業内容 費用目安(工事費のみ)
ウォシュレット入替(工事のみ) 10,000円〜25,000円
便器本体入替(洋式・工事費) 30,000円〜80,000円
トイレユニット一式入替(小規模) 150,000円〜350,000円
トイレ全体リフォーム(内装込み) 300,000円〜700,000円
多目的トイレへの改修 500,000円〜1,500,000円

第3章|TOTO・LIXIL受注再開後の現状と代替選択肢

2026年4月下旬、TOTO・LIXILはともに受注を再開しました。ただし納期の遅れは続いており、発注から納品まで通常より1〜2週間以上かかるケースが多い状況です。

早急に工事を進めたい場合は、以下の代替メーカーも選択肢になります。

メーカー 特徴
タカラスタンダード ホーロー素材を採用しており、石油化学製品への依存が相対的に低くナフサ不足の影響を受けにくい。ただし乗り換え需要の急増で一部納期遅延あり
ハウステック 受注・供給ともに安定。急ぎで手配したい場合の有力候補
アサヒ衛陶 国内メーカー。業者さんへの相談で選定可能

業者さんに「納期が早いメーカーを優先して提案してほしい」と伝えると、現在の在庫状況に合わせた選定をしてもらえます。


第4章|発注前に確認すべき3つのこと

① 在庫状況と納期

希望機種の納期を最初に確認します。2026年5月現在、TOTO・LIXILは受注再開済みですが納期遅延が続いているため、「いつ届くか」を具体的に確認してから発注してください。

② 工事スケジュールの空き

トイレのリフォーム中は営業できない時間が発生します(通常1〜2日)。閉店後・定休日などを活用した工程調整が必要です。早めに業者さんに相談してスケジュールを確保してください。

③ 見積もりの有効期限

資材価格が変動中のため、見積もりの有効期限が短く設定されているケースがあります。「この金額はいつまで有効ですか?」を確認してください。


第5章|交換後に詰まりが頻発するケースと対策

トイレ本体を入替えた後、しばらくしてから詰まりが頻発するケースがあります。「新しいのに詰まる」という状況は、2つの構造的な原因が重なって起きています。

原因① 節水トイレの洗浄水量

現在の節水型トイレは1回の洗浄に使う水が3〜6Lです。以前の機種は10〜13Lが標準でした。水量が少なくなった分、汚物を配管の奥まで押し流す力が弱くなり、配管の途中で滞留しやすくなります。

原因② 排水アジャスターによる配管構造の変化

既存の便器を新しい便器に入替える際、配管の位置が合わない場合に「排水アジャスター」という調整部品を使います。これにより配管の曲がり角が増えたり、勾配が変わったりして、詰まりが起きやすい構造になることがあります。

入替後に頻発する場合の対処

  • まず高圧洗浄で配管内の汚物を除去する
  • 改善しない場合は配管カメラで問題箇所を特定する(調査費:15,000〜30,000円程度)
  • 勾配不足・アジャスター起因の場合は配管の引き直しが必要になる場合がある

現場メモ:入替後の頻発詰まりは「施工の問題」と「節水による水量不足」の両方が絡んでいるケースが多いです。施工業者さんに相談するときは「入替前は詰まっていなかった」という事実を伝えると、原因の切り分けがスムーズになります。


まとめ

  • 水が止まらない・詰まりなどは修理で対応できる場合が多い
  • 便器の亀裂・設備全体の老朽化はリフォームを検討
  • TOTO・LIXILは4月下旬に受注を再開済み。ただし納期は通常より1〜2週間以上遅れている
  • 急ぎの場合はタカラスタンダード・ハウステック・アサヒ衛陶も選択肢
  • リフォームを検討しているなら、納期・スケジュールを早急に確認
  • 入替後に詰まりが頻発する場合は配管構造と節水量の両面を確認する
  • 費用の目安は修繕相場チェッカーで確認