飲食店の排水管が詰まった。高圧洗浄の費用と業者さんの選び方

2026-05-22

飲食店の排水管が詰まった。高圧洗浄の費用と業者さんの選び方

飲食店の排水管詰まりに対応する高圧洗浄の費用相場・清掃頻度・業者さんを選ぶポイントを解説します。グリストラップとセットで依頼するコスト削減策も紹介します。

📋 この記事でわかること

  • 排水管詰まりのサインと放置するリスク
  • 高圧洗浄の費用相場(作業内容別)
  • 適切な清掃頻度の目安
  • 業者さんを選ぶ3つのポイント

この記事を読む前に費用の目安を確認したい方へ

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はじめに|排水管の詰まりは「においが出てから」では遅い

飲食店の排水管は、毎日大量の油脂・食材カス・洗剤が流れます。グリストラップで油脂を回収していても、配管の内壁には少しずつ汚れが蓄積していきます。

「においがきつくなってきた」「流れが遅くなった」という段階で業者さんに依頼すると、すでに配管内に相当な汚れが蓄積しており、作業時間が長くなって費用が高くなることがほとんどです。


第1章|排水管詰まりのサインと放置するリスク

詰まりが近い・始まっているサイン

  • 排水の流れが以前より遅くなった
  • 調理中・洗い物中に逆流が起きる
  • シンクまわりや排水口から悪臭がする
  • グリストラップを清掃してもすぐ臭いが戻る

放置したときのリスク

  • 排水が逆流して厨房床が汚水で溢れる
  • 害虫(ゴキブリ・コバエ)の発生源になる
  • 下水道への油脂流出で行政から指導を受ける
  • 配管の破損・腐食が進み、修繕費が大幅に増える

第2章|高圧洗浄の費用相場

高圧洗浄は、専用の機械で高圧の水を配管内に送り、こびりついた油脂汚れを剥がして流す作業です。ラバーカップやワイヤー工具では届かない配管深部まで対応できます。

費用の目安

※以下は工事費のみの目安です。出張費・廃液処理費・諸経費が別途かかります。総額は表の金額の1.2〜1.5倍を目安にしてください。

作業内容 費用目安(工事費のみ)
キッチン排水管の高圧洗浄(〜5m) 15,000円〜30,000円
排水管の高圧洗浄(5〜15m) 25,000円〜50,000円
グリストラップ〜公共桝までの洗浄 30,000円〜80,000円
配管の部分補修(亀裂・接続不良) 20,000円〜60,000円

緊急対応・夜間対応の割増

夜間・休日・営業時間中の緊急対応は通常の1.5〜2倍になるケースがあります。排水の詰まりを封じ込められる場合は、翌営業日の通常対応を待つことで費用を抑えられます。


第3章|清掃頻度の目安

排水管の高圧洗浄は、グリストラップの定期清掃とセットで計画することが効率的です。

業態 推奨頻度
揚げ物・ラーメン・焼肉(油の使用量が多い) 3〜6ヶ月に1回
一般的な飲食店(定食・居酒屋など) 6ヶ月〜1年に1回
カフェ・軽食中心(油の使用量が少ない) 年1回

頻度は配管の長さ・築年数・直前の詰まり状況によっても変わります。初回依頼時に業者さんに確認することをおすすめします。

冬季は詰まりが頻発しやすい時期です。 気温が下がると油脂が配管内で固まりやすくなるため、普段は問題のない店舗でも冬場に詰まりが起きるケースがあります。油の使用量が多い業態では、冬前(11月頃)に高圧洗浄を入れておくと予防になります。


第4章|バイオ洗剤の活用で詰まりを予防する

高圧洗浄は詰まりを解消・予防する最も確実な方法ですが、洗浄の間隔を延ばしたり詰まりの頻度を下げる手段として**バイオ洗剤(微生物系洗浄剤)**の活用も有効です。

バイオ洗剤とは

微生物(バクテリア)の力で排水管内の油脂・有機汚れを分解する洗剤です。配管内に定期的に流し込むことで、汚れの蓄積を抑えます。

効果と使い方

  • 排水口に定期的に流し込むだけで使えるものが多い(週1〜月1回が目安)
  • 高圧洗浄の代替にはならないが、洗浄後の清潔な状態を長持ちさせる効果が期待できる
  • 油の使用量が多い業態・冬場の油固まり対策として特に有効

バイオ洗剤は市販品(業務用)で1,000〜5,000円程度から入手できます。業者さんに定期清掃と合わせて提案してもらえる場合もあります。


第5章|グリストラップ清掃とセットで依頼するメリット

グリストラップと排水管は一体のシステムです。グリストラップの定期清掃と同じタイミングで排水管の高圧洗浄を依頼することで、以下のメリットがあります。

  • 出張費・基本料金の重複がなくなる(まとめて依頼するほうが割安)
  • 清掃後に配管の状態を確認してもらいやすい
  • 同じ業者さんに継続依頼することで、状態の変化に早く気づいてもらえる

グリストラップの清掃費用・頻度についてはグリストラップの清掃・修繕費用の相場をあわせてご覧ください。


第6章|業者さんを選ぶ3つのポイント

① 内訳が明示された見積もりを出してくれるか

「一式◯◯円」だけの見積もりは、作業内容が不透明です。出張費・作業費・廃液処理費が分かれて記載されているか確認してください。

② 定期契約のプランがあるか

単発依頼より定期契約のほうが1回あたりの費用を抑えられる場合があります。半年〜年1回の定期清掃を前提とした業者さんを選ぶと、継続コストを計画しやすくなります。

③ カメラ調査に対応しているか

詰まりの原因が不明なケースや、配管が古い建物では、内視鏡カメラによる事前調査を提案してくれる業者さんが信頼できます。闇雲に洗浄するより、原因を特定してから対処するほうが再発を防ぎやすいです。


まとめ

  • 排水管の詰まりは「においが出る前」に定期洗浄で予防するのが最もコストを抑えやすい
  • 高圧洗浄の費用は作業範囲・配管の長さによって15,000円〜80,000円程度
  • 冬季は油が固まりやすく詰まりが頻発しやすいため、冬前の洗浄が有効
  • バイオ洗剤を併用することで洗浄後の清潔な状態を長持ちさせられる
  • グリストラップ清掃と同タイミングで依頼すると出張費を節約できる

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